本紹介

【本紹介】AI時代に向けて子どもに何をしてあげればいい?『AI時代の子育て戦略』成毛眞

うちの子はゲームやアニメにしか興味を示さない。将来大丈夫なんだろうか。

しゅんたろ
しゅんたろ
親が希望するものに子どもはなかなか興味を持ってくれないんですよね…

そんなお悩みを抱える方に紹介したい本が『AI時代の子育て戦略』です。

 

この本の表紙には【子供には徹底的にテレビゲームをやらせなさい】とありますが、ハマることの大切さを主張している本です。

あなたの悩みを解決するヒントがこの本にあると思います。

 

『AI時代の子育て戦略』を読んだきっかけ

うちの4歳の息子は、三度の飯よりウルトラマンが大好きです。

Huluでテレビシリーズから映画、ステージまで見尽くしています。

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熱中する気持ちを尊重したいのですが、弟と戦いごっこばかりやっている様子を見ると、不安な気持ちが無いでもありません。

そんなとき、たまたま見つけたのがこの本です。

表紙の【子供には徹底的にテレビゲームをやらせなさい】との文字に、「ほんとかよ?!」と思って思わず手にしました。

また、本書にはホリエモンこと堀江貴文さんの対談も収録されており、ホリエモンが子育てをどう考えているかも気になり読んでみることにしました。

 

『AI時代の子育て戦略』の概要

タイトル AI時代の子育て戦略
著者 成毛眞
出版 SBクリエイティブ
発売日 2018年6月6日
ページ数 208ページ

AI時代の子育て戦略』は、新書と電子書籍で販売されています。

ページ数は208ページで、文体も柔らかいので、本が苦手な人でも読みやすいと思います。

 

著者

著者は、成毛眞(なるけまこと)さんです。

成毛眞さんは、書評サイト「HONZ」の代表をしています。

HONZとは…厳選された読み手がおすすめする本のみを紹介している書評サイトです。次に読む本に迷ったときに観ると、知らなかったけど面白そうだなと思える本に出会えます。

HONZの代表になる前は、日本マイクロソフトの代表取締役社長や早稲田大学ビジネススクールの客員教授などをされています。

『1秒で捨てろ!』や『黄金のアウトプット術』などさまざまなジャンルの本を10冊以上書かれています。

 


 

テーマと構成

この本のテーマは「ハマる」です。

ハマること、熱中することがAI時代に幸せに生きるための鍵だと述べています。

本の構成は6章から構成されています。

I時代の子育て戦略』の目次

第1章 子どもの才能はどこで決まるのか

第2章 子育ては「ハマるもの探し」の旅

第3章 もはや「東大出身」は武器にならない

第4章 子どもにはゲームをやらせなさい

第5章 10年後、その職業は存在するのか?

第6章 AI時代を生き抜くためのSTEM教育

第2章には長谷川敦弥さん、第4章には堀江貴文さんとの対談がそれぞれ章末に載っています。

長谷川敦弥さん…株式会社LITALICO代表取締役社長。「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、就労支援や学習教室を展開されています。

 

『AI時代の子育て戦略』を読んで得た気づきと行動の変化

心に残ったはじめの一文はこちら。

「やりたくない子に習い事を続けさせるのは、無意味である以上に有害である。」

習い事を始めた子供がすぐに「辞めたい」と言ってきたらあなたはどうしますか。

しゅんたろ
しゅんたろ
僕の場合は「すぐ投げ出す癖がついたら嫌だな」と思って「もう少し続けて見たら」とか言ってしまいそうです。

 

なぜ有害なのか。

「平成に入ってから根性だけで成功した人を見たことがない。」

「根性というのは、「やりたくないことをやる力」とイコールだ。」

やりたくないことを頑張っても成功確率は低い。

そもそも人生が楽しくない。

たしかに、これからAIが「人間がやりたくないこと」を、正確に、効率よく、不眠不休でやりだすんですよね。

そしたら、根性=「やりたくないことをやる力」ってさらに不要だよな、なんて納得しながら読んでました。

だったら、はじめからやっていて楽しいことに注力したほうがいいですよね。

そうした人の持つ「遊び心」や「ポジティブさ」は、AIには持てないものなので、人材としての価値も高くなる気がします。

AIに無い力がこれからは価値を持つという話は、新井紀子さん著の『AI VS. 教科書が読めない子どもたち』にも書かれていました。

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また、成毛氏と長谷川氏の対談のなかにある長谷川氏の発言も印象的でした。

学校では自分の感覚を消したほうが幸せなんです。(中略)褒められることを喜ぶ感覚にシフトしたほうが、学校では幸せに生きていけるから。

しゅんたろ
しゅんたろ
言われてみれば自分そうだったかも…

世間の評価のほうが分かりやすいし、確かにラクで心地いいんですよね。

でも、自分の価値観に従って世を渡っていく力が多様性の社会では必要なのかもしれません。

 

同対談でのYouTuberの話から出た成毛氏の発言も好きでした。

全世界で1%から好かれたら7000万人?1人1ドルずつ取ったら7000万ドルになる。

YouTubeやSNSが無い時代は、学校や会社など限定的なコミュニティしかなかったから、周囲に受け入れられないことを恐れざるを得なかった、皆に好かれなければ生きづらかったのかもしれません。

でも今は、ネットを通じて日本中、世界中の人と繋がれます。

好きなものに堂々とハマっている自分を表現して、99%の人に引かれても1%が受け入れてくれれば、ネットを通じれば何千、何万の人がいる。

人に認めてもらいやすい、場合によってはマネタイズもできる現代は、いい時代なんだなと思いました。

 

次に、冒頭でも紹介したこの言葉。

「子供にはゲームをやらせなさい」

これはどういう意味かと、読んでいくと、

  • 興味の対象が見つけにくい子がいれば、ゲームをやらせてみればいい。
  • ゲームに熱中しているなら、そのままやらせればいい。

ということのようです。

ゲームをやらせたほうがいいという理由は、ゲームをすることで脳の機能の向上が認められるから

日頃からアクションゲームをする人は、注意力や迅速な情報処理、課題の切り替えの柔軟性、頭のなかで物体の回転を思い描く力など、さまざまな認知機能の工場が心理テストによって実証されたという。

 

なお、脳トレのゲームやスマホの課金制パズルゲームなどはほとんど効果が無いそうです。

成毛眞さんは、プレイヤーが攻略するためにいろいろな工夫をする必要がある『ゼルダの伝説』をおすすめしています。

 

 

ただし、本書では特に触れられていませんが、ゲーム依存は脳に悪影響が出るという研究結果もあります

ゲームに依存しない程度にハマるのがいいと、私は勝手に理解しました。

 

成毛眞さんと堀江貴文さんとの対談でおもしろいと思ったのは、次の一文。

西洋的な価値感では、ロボットを忌避する傾向がある。だからロボット工学者の半分ぐらいは日本人らしいんですよ。論文も半分ぐらいは日本人が書いていて、国際学会も約半分が日本人みたいです。

価値感の違いで日本人にチャンスがあるっていうのは面白いですね。

 

最後に、結論としては

子育てについて言えば、子どもの頃は、あえて仕事に結びつけないまま、好きなことに熱中させるのがベストである。まずは熱中することを覚えるのが肝心である。熱中するというトレーニングが、後々役立つことになる。

熱中することがまず大事だということ。

熱中を積み重ねた子は、いずれ何者かになれるはずと言っています。

子供が熱中する姿を見守る、信頼する覚悟が必要なのかなと思いました。

とめ

  1. これからは忍耐力は不要、熱中力が必要。
  2. YouTubeやSNSの進歩で、堂々と好きなことをしても生きやすくなった。
  3. 親の価値観で子供が熱中しているのを妨げてはいけない。

の本を読んでからの行動の変化

子供が何かに熱中しているときは、黙って見守り、一緒にハマる。

 

 

『AI時代の子育て戦略』と合わせて読むことをおすすめする本

「AI」と「子育て」という2つのテーマが共通して出てくる本として、AI VS. 教科書が読めない子どもたちがあります。

合わせて読むと考えが深まると思います。こちらも読みやすい作品です。

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